頻脈性不整脈の発症からカテーテル手術まで

カテーテルを使用した「アブレーション治療」
Filed under: — @ 16:28:00 2017/10/31 火曜日

手術ですが、少し細かく説明をします。

・事前説明
事前に医師からの説明がありました。
大まかには、カテーテルをどの様にして体内に入れて実際の治療はどんなことをするのか、そして、リスクに関する説明が殆どでした。
リスクに関しては、感染症についてが多かったのですが、少ない確率でカテーテルを入れても治らない場合もあると言う事でした。

・入院
入院は、前日に入院をし翌朝、アブレーション治療としてカテーテルを入れると言う流れでした。
夕食は、普通に食べていいらしいのですが、朝食はダメだそうです。
一般的には、服用する抗不整脈薬(ワーファリンなど)を控える必要がある為、不整脈を起こす場合があるそうで、基本的に誰かといる様にと言われましたが、どうせ、あまり聞いてなかったし、前日入院するかと自分は気軽に考えていました。

・手術
手術前に、下腹部から足の付け根までの除毛があり、その後、これが痛いのですが、尿道カテーテルを入れます。
尿意があっても行けないので致し方ないのですが、何度やってもこれは痛い!

準備ができると麻酔です。(これも痛い)
局所麻酔なので、基本的に意識はしっかりとしています。
医師の説明を受けながら手術を受けると言うのもあれですが、自分的には、どの様にされてどの様になったのか、その経過が聞ける方が安心するタイプなので、やはり、カテーテルアブレーションは自分に合っていると思いました。
体は固定されているので、見る事は出来ませんでしたが、医師に聞けば教えてくれました。

カテーテルアブレーションでは、麻酔をした足の付け根の太い血管から専用のカテーテルを入れて心臓まで持ってきます。
医師も慣れた物で、レントゲンの白黒画面を見ながら器用に心臓までカテーテルを誘導していました。

心臓まで届くとここから患部を探す作業が始まります。
造影剤が入った瞬間に胸が熱くなるのでその感覚だけあるのですが、後はよくわかりませんでした。

患部が見つかると「マッピング」と言うらしいのですが、焼切る(電気焼灼)します。
この際、医師から
「痛い場合は、言って下さい。痛み止めの処置をします」と言われました。
実際に電気焼灼をやったのですが、ちょっと痛いです。
でも、電気焼灼が終われば後は、もう引き抜くだけなので、3~5時間と聞いてましたが、時間感覚的には、1時間弱くらいに感じました。

・術後
午前中の手術でしたので、お昼には終わりました。
しかし、昼食は食べらず、夕食までお預けとなりました。
カテーテルを通した傷口が少し痛みましたが、それ以外は、特に痛みはなく、とりあえず、尿意だけが大変でした。
また、当日は、寝たままなので、暇と言えば暇です。

翌日、傷の具合を確認して、2日後の退院が決まりました。

・感想
思ったほど大変ではないが、軽く考えると痛い目に合う。
ちょっと切ってぱぱっと焼いておしまいと考えると、麻酔や電気焼灼の痛さを考慮すべきです。
ただ、胸を切って心臓を手術することを考えるのであれば非常に体の負担はありませんでした。

入院から退院まで3泊4日ですので、仕事的にも負担が少ないです。
但し、退院したからといって前と同じ量の仕事はしない方がいいです。
半月程度は、セーブしながら体と相談すべきかと思います。
手術自体が完璧でも本当に感知するかは別問題ですので、大事を取った方がいいです。

術後は、あまり無理をせず、体と相談をしながら仕事をしていますが、前の様に立ちくらみや動悸などの症状は、出ていません。
定期的に病院に行く必要はありますが、分かっているので予定も立てやすいです。

アブレーション治療術後

« Newer Posts Older Posts »